MMarket Close BriefDigital Assets & Global Markets
NY CLOSE 2026.09.10 · 16:00 ET
DAILY MARKET INTELLIGENCE社内向け

金融市場デイリー・ダッシュボード

暗号資産を中心に、株式・為替・金利とマクロ指標を一望

REPORT DATE2026年9月10日Thursday
BTC / USD↘
$77,15516:00 ET・前日比 −1.39%
1週間↘
−5.36%対 9/3 16:00 ET
1か月↗
+20.62%対 8/10 16:00 ET
3か月↗
+24.79%対 6/10 16:00 ET
ANAP HD(3189)↗
¥1069/10東証終値・前日比 +0.95%

基準:特記がない限りNY時間2026年9月10日16:00。BTCリターンはCoinbaseの同時刻分足終値間で計算。ANAPは9月10日の東証終値。

TODAY'S KEY POINTS

本日の要点

3つの視点

GLOBAL RISK原油と米金利が米株を圧迫

WTIは102.75ドルへ6.27%上昇、米10年債利回りも4.95%へ上昇。Nasdaqは0.65%、SOXは2.66%下落した。

US MACRO米PPI上昇で金利に上昇圧力

8月PPIは前月比0.4%と市場予想どおり、前年比は5.4%と予想を0.1ポイント上回った。物価圧力への警戒から米10年債利回りは4.95%、2年債利回りは4.56%へ上昇した。

CRYPTOBTCは7.7万ドル台へ下落

BTCは77,155ドルで前日比1.39%安。取引所フローは約2,952BTCの純流出だったが、原油高と金利上昇がリスク選好を抑えた。

MARKET BRIEF

国際金融市場の総括

9/10 NY / Tokyo Close

暗号資産:ビットコインは16:00 ET時点で77,155ドルと、前日同時刻から1.39%下落した。原油急騰と米金利上昇でリスク資産全般の評価が切り下がり、米株と歩調を合わせて売られた。取引所への外部流入は約9,149BTC、外部流出は約12,101BTCで、差し引き約2,952BTCの純流出となったため、直ちに売り圧力につながる取引所残高の増加は見られなかった。米現物ETFは最新確定の9日に1億2,020万ドルの純流出となり、CME期近9月限の建玉も同日に16,448枚へ減少した。政策面では米上院のCLARITY法案修正版とSECのトークン化証券案が公表され、短期的な値下がりとは別に制度整備は前進した。

株式:NY市場ではS&P 500が0.6%安の7,591.70、Dowが0.6%安の52,064.10、Nasdaq総合が0.65%安の26,081.72となり、S&P 500は4日続落した。原油高でインフレ再加速と企業コスト増への警戒が強まり、米10年債利回りが4.95%へ上昇したことも高PER銘柄の重荷となった。SOXは2.66%安の11,614.17と主要指数以上に下落し、前日に底堅かった半導体にも利益確定の売りが広がった。エネルギー株が相対的に選好される一方、航空や消費関連など燃料高に弱い業種は売られ、下落率の差に原油高への業種ごとの感応度が表れた。VIXも上昇し、投資家の警戒感は続いた。東京市場では日経平均が128.17円高の65,270.95、TOPIXが7.94ポイント高の4,054.58となり、ともに0.20%上昇した。朝方は中東情勢と原油高を嫌気して日経平均が約950円下げたが、TSMCの月次売上を手掛かりに半導体関連が持ち直し、銀行など金利上昇の恩恵を受けやすい銘柄にも買いが入った。後場は下げ幅を取り戻して高値引けとなり、押し目買いの強さがうかがえたものの、原油高に弱い内需・運輸株の選別は続いた。

コモディティ:WTIは16:00 ET時点で前日同時刻から6.27%上昇して102.75ドルとなり、Brent原油も107.63ドルへ6.34%上昇した。中東情勢の緊迫化と供給不安の再燃が原油相場を押し上げ、この日の株式・債券・為替の値動きにも波及した。原油高はエネルギー企業の収益には追い風となる一方、輸送・小売・製造業のコストを押し上げ、家計の実質購買力を圧迫する。COMEX金12月限は4,364.7ドルへ1.78%下落した。安全資産としての買いよりも、ドル高と米実質金利上昇による下押し圧力が強く、前日とは異なり原油高と金安が同時に進んだ。なお、金とWTIは16:00 ET時点の分足値であり、公式清算値ではない。

為替・債券:ドル指数は16:00 ET時点で99.078と前日から0.26%上昇し、ドル・円も154.339円と0.46%のドル高・円安となった。米財務省が公表した米国債利回りは10年が4.95%、2年が4.56%で、前日からそれぞれ12bp、13bp上昇した。10年債と2年債の利回り差は39bpと前日の40bpからわずかに縮小し、原油高と前年比PPIの予想上振れを受けた政策金利見通しの修正が短期債にも強く表れた。日本国債は10年が2.900%へ2bp上昇した一方、2年は1.820%へ1bp低下した。日米の長期金利上昇とドル高がドル・円を押し上げ、日本の利回り曲線では長期債に売り圧力が偏った。

次の焦点:9月11日発表の米消費者物価は、PPIに表れたエネルギー起点の価格上昇が消費段階へどこまで波及したかを見極める手掛かりとなる。総合指数に加え、住居費やサービス価格、エネルギーの影響を除いた基調的なインフレを分けて確認したい。ECBは主要3金利を25bp引き上げ、2026年のインフレ見通しも3.0%へ上方修正したため、米欧金利の同時上昇がドルと世界株に及ぼす影響も焦点となる。東京市場では急落後の切り返しが続くか、半導体・銀行への買いが原油高に弱い業種へも広がるかを追う。暗号資産ではBTCが7.7万ドル台を維持できるかに加え、ETFとCMEの次回確定値が現物・デリバティブ双方のポジション縮小を示すかを確認したい。

ECONOMIC CALENDAR

主要経済指標・今週の注目

9/10時点 · NY時間

米国・欧州・日本の主要指標とイベント

結果・予想値は取得時点の公表値または市場予想
地域指標・イベントNY時間結果市場予想
US生産者物価指数(8月、前月比)9/10 08:30+0.4%+0.4%
US生産者物価指数(8月、前年比)9/10 08:30+5.4%+5.3%
USコアPPI(食品・エネルギー・商業サービスを除く、前月比)9/10 08:30+0.3%+0.3%
US最終需要財価格(8月、前月比)9/10 08:30+1.1%—
US新規失業保険申請(9/5週)9/10 08:3020.6万件20.5万件
US継続受給者数(8/29週)9/10 08:30177.4万件178.0万件
EUECB預金ファシリティ金利9/10 08:152.50%2.50%
EUECB 2026年インフレ見通し9/10 08:153.0%—
EUECB 2026年実質GDP成長率見通し9/10 08:150.9%—
日銀・増一行審議委員の福井県金融経済懇談会講演9/10 01:30公表—

地域配分は米国6・欧州3・日本1。米PPIと失業保険、ECB決定・見通し、日銀審議委員講演を対象日実績として掲載。公表前に確認できた市場予想を記載し、確認できない項目は「—」としています。

CRYPTO HEADLINES

暗号資産 主要ニュース

12 stories · EN 7 / JP 5 · 2026.09.10

DATA & METHODOLOGY

出所・留意事項

本資料は社内情報共有を目的とし、投資勧誘または投資判断の推奨を目的としません。暗号資産は24時間取引であり、BTCは指定した16:00 ETの分足終値を使用しています。取引所流入はDuneのCEXラベルとUTXO取引単位の差額に基づく推定値で、ラベル漏れ・誤りや複合入力取引の影響を受けます。ETFとCMEには公表遅延があるため、各カードに対象日時点の最終確定日を表示しています。BTC・USD/JPY・ドル指数・金・WTIは前日16:00 ET比です。UTC日次、各国の終値・公表利回りは同時点ではなく、各カードで区別しています。米国債は財務省の9/10確定値、ETF資産・フローとCMEは9/9の最終確定値です。日経平均・TOPIX・USD/JPY・日本国債・WTIは期間内の取得可能な全日次観測値を掲載し、休場日・非公表日は補間していません。WTIの期近継続系列は限月交代の影響を含みます。