MMarket Close BriefDigital Assets & Global Markets
NY CLOSE 2026.09.09 · 16:00 ET
DAILY MARKET INTELLIGENCE社内向け

金融市場デイリー・ダッシュボード

暗号資産を中心に、株式・為替・金利とマクロ指標を一望

REPORT DATE2026年9月9日Wednesday
BTC / USD↘
$78,24316:00 ET・前日比 −0.27%
1週間↗
+1.24%対 9/2 16:00 ET
1か月↗
+20.13%対 8/9 16:00 ET
3か月↗
+26.14%対 6/9 16:00 ET
ANAP HD(3189)↗
¥1059/9東証終値・前日比 +0.96%

基準:特記がない限りNY時間2026年9月9日16:00。BTCリターンはCoinbaseの同時刻分足終値間で計算。ANAPは9月9日の東証終値。

TODAY'S KEY POINTS

本日の要点

3つの視点

GLOBAL RISK原油100ドル超で米株は続落

Brentは101.21ドルへ上昇し、S&P 500は0.48%、Dowは0.77%、Nasdaqは0.64%下落。エネルギー株以外に売りが広がった。

JAPAN日経平均は小幅続落

日経平均は65,142.78円へ0.19%下落、TOPIXも4,046ポイントへ小幅安。半導体・電線株の強さを原油高と利上げ警戒が相殺した。

CRYPTO & RATESBTCは小幅安、米金利は上昇

BTCは78,243ドルで前日比0.27%安。米10年債は4.84%、2年債は4.43%へ各4bp上昇し、物価指標前の警戒が残った。

MARKET BRIEF

国際金融市場の総括

9/9 NY / Tokyo Close

暗号資産:ビットコインは16:00 ETに78,243ドルと前日同時刻から0.27%下落した。Brent原油が100ドルを超え、米国債利回りも上昇するなかで、株式より下げ幅は小さかったが、明確な上昇にはつながらなかった。取引所への外部流入は約9,291BTC、外部流出は約5,646BTCで、差し引き約3,645BTCの純流入となった。これは前日の純流出から方向が変わったことを示す一方、取引所入金を直ちに売却とみなすことはできない。米現物ETFは9日に1億70万ドルの純流出、8日も4,660万ドルの純流出で、機関投資家の資金フローは二日続けてマイナスだった。Liquid Networkは検証機能の脆弱性によって裏付けのない約4,000LBTCが生成された経緯を説明し、返還済み分と未解決部分を切り分けて追う必要がある。事業面ではTetherの民間信用ファンド、PayPalの独自トークン発行基盤、Blockの信託銀行申請が並び、ステーブルコインと保管の制度接続が進んだ。短期価格と事業インフラの進展は時間軸を分けて評価したい。

株式:NY市場ではS&P 500が0.48%安の7,636.36、Dowが0.77%安の52,380.66、Nasdaq総合が0.64%安の26,253.34で続落した。Brent原油が101.21ドルへ上昇し、10年債利回りも一時4.85%を付けたことで、燃料コストと割引率の両面から株式に圧力がかかった。S&P 500ではエネルギーを除く全業種が下落し、AmazonやStarbucksなど消費関連にも売りが広がった。一方でSOXは0.37%高の11,931.32と逆行し、半導体の個別物色は維持された。したがって指数の続落は全面的な技術株離れというより、原油高への耐性と個別材料による選別を伴う動きだった。東京市場では日経平均が126.55円安の65,142.78、TOPIXが3.69ポイント安の4,046.64と小幅続落した。朝方は中東情勢と原油高を嫌気して下げた後、AI・半導体関連の買いで前場にプラスへ転じたが、後場は日銀の利上げ観測と重要イベント前の手控えで失速した。電線株には米コーニング高の波及買いが入り、資源比率が低く円高の影響も相対的に小さい商社株が選好されるなど、指数以上に業種差が大きかった。

コモディティ:COMEX金12月限は16:00 ETに4,443.7ドルと前日同時刻比0.83%上昇した。WTIは96.69ドルへ2.95%上昇し、Brentは101.21ドルで取引を終えた。中東情勢の緊張と供給制約への懸念が原油を押し上げ、金にも安全資産需要が向かった。原油高はエネルギー企業には追い風となる一方、輸送・小売・製造業にはコスト増となり、家計の実質購買力にも重荷となる。金が米金利上昇と同時に上昇した点は、通常の実質金利との逆相関より地政学的なヘッジ需要が優勢だった可能性を示す。ここでの金とWTIは16:00 ETの分足値で、公式清算値とは異なる。

為替・債券:ドル指数は16:00 ETに98.820と前日比0.04%低下し、ドル・円も153.640円へ0.20%下落した。米国債利回りは10年4.84%、2年4.43%とそれぞれ4bp上昇し、10年−2年差は41bpで横ばいだった。財務省が長期債を最大60億ドル買い戻す方針を示した後も利回りは上昇し、原油高によるインフレ懸念が債券市場を圧迫した。日本国債は10年2.880%、2年1.830%へ低下し、日米の金利方向は分かれた。米金利上昇にもかかわらずドル・円が低下したため、この日は金利差だけでなく円の持ち高調整や日本の政策観測も作用したと考えられる。米財務省の9日公表欄は取得時点で未記入だったため、米金利はAPが報じた市場終値を用いている。

次の焦点:9月10日の米生産者物価と新規失業保険申請、11日の消費者物価が、原油高と雇用の強さを受けた利上げ警戒を検証する。総合物価だけでなく、エネルギーを除く財・サービス価格へ圧力が広がっているかが重要となる。10日にはECBの政策金利発表も予定され、米欧の政策姿勢の差がドル指数と長期金利に影響し得る。株式はエネルギー以外の売りが止まるか、SOXの逆行高が指数全体へ波及するかを確認したい。東京市場では日銀観測と円高が輸出株の上値を抑える一方、半導体・電線株の物色が続くかが焦点となる。暗号資産ではETFの連続流出と取引所純流入が一時的か、BTCが株式より小さい変動を保てるかを分けて追いたい。

ECONOMIC CALENDAR

主要経済指標・今週の注目

9/9時点 · NY時間

米国・欧州・日本の主要指標とイベント

結果・予想値は取得時点の公表値または市場予想
地域指標・イベントNY時間結果市場予想
US民間雇用者報酬(4—6月、時給)9/9 10:00$46.89—
US四半期サービス調査(4—6月)9/9 10:00公表—
US生産者物価指数(8月、前月比)9/10 08:30予定—
US新規失業保険申請(9/5週)9/10 08:30予定—
US卸売在庫・売上高(7月)9/10 10:00予定—
US消費者物価指数(8月、前月比)9/11 08:30予定—
EUドイツ鉱工業生産(7月、前月比)9/7 02:00−1.1%+0.1%
EUユーロ圏GDP・確報(4—6月、前期比)9/7 05:00+0.6%+0.4%
EUECB政策金利発表9/10 08:15予定—
マネーストックM2(8月、前年比)9/8 19:50+2.0%+2.0%

地域配分は米国6・欧州3・日本1。灰色は前日版で掲載済みの結果。NY時間表記のため、日本の9/9朝のマネーストックは9/8夜に相当。未確認の予想値は「—」とし、予定は実績ではありません。

CRYPTO HEADLINES

暗号資産 主要ニュース

12 stories · EN 7 / JP 5 · 2026.09.09

DATA & METHODOLOGY

出所・留意事項

価格・指数:Coinbase Exchange、Yahoo Finance、日経平均・9/9、JPX TOPIX、CME WTI、東京市場

金利・暗号資産:米財務省、日本相互証券、Farside、SoSoValue、CME、CMC、Dune Data API、Arctic Shift

総括・経済日程:AP米国市場、BLS雇用者報酬、Census、日銀マネーストック、ECB

本資料は社内情報共有を目的とし、投資勧誘または投資判断の推奨を目的としません。暗号資産は24時間取引であり、BTCは指定した16:00 ETの分足終値を使用しています。取引所流入はDuneのCEXラベルとUTXO取引単位の差額に基づく推定値で、ラベル漏れ・誤りや複合入力取引の影響を受けます。ETFとCMEには公表遅延があるため、各カードに対象日時点の最終確定日を表示しています。BTC・USD/JPY・ドル指数・金・WTIは前日16:00 ET比です。UTC日次、各国の終値・公表利回りは同時点ではなく、各カードで区別しています。米国債は財務省表が未記入だったため9/9のみAPの市場終値、ETF資産は9/8、ETFフローは9/9、CMEは9/8の最終確定値です。日経平均・TOPIX・USD/JPY・日本国債・WTIは期間内の取得可能な全日次観測値を掲載し、休場日・非公表日は補間していません。WTIの期近継続系列は限月交代の影響を含みます。