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NY CLOSE 2026.09.04 · 16:00 ET
DAILY MARKET INTELLIGENCE社内向け

金融市場デイリー・ダッシュボード

暗号資産を中心に、株式・為替・金利とマクロ指標を一望

REPORT DATE2026年9月4日Friday
BTC / USD↘
$79,80916:00 ET・前日比 −2.10%
1週間↗
+2.86%対 8/28 16:00 ET
1か月↗
+24.37%対 8/4 16:00 ET
3か月↗
+25.82%対 6/4 16:00 ET
ANAP HD(3189)↗
¥1139/4東証終値・前日比 +1.80%

基準:特記がない限りNY時間2026年9月4日16:00。BTCリターンはCoinbaseの同時刻分足終値間で計算。ANAPは9月4日の東証終値。

TODAY'S KEY POINTS

本日の要点

3つの視点

LABOR雇用上振れで利上げ観測が強まる

8月雇用者数は16.2万人増と予想6.5万人を大幅に上回った。2年債利回りは4.37%へ上昇し、9月利上げの市場確率も切り上がった。

CRYPTOBTCは8万ドルを割り込む

BTCは16:00 ETに79,809ドル、前日比2.10%安。強い雇用を受けた金利・ドル上昇が重荷となり、前日の急反発分の一部を失った。

SEMICONDUCTORS半導体株は逆行高

主要株価指数が下落する一方、SOXは3.37%高の11,735.26。金利上昇日の全面安ではなく、半導体への選別買いが鮮明になった。

MARKET BRIEF

米国金融市場の総括

9/4 NY Close

暗号資産:ビットコインは米雇用統計の上振れを受けて反落し、ニューヨーク引けでは8万ドルをわずかに下回った。雇用者数の強さが9月の追加利上げを再び意識させ、短期金利とドルが上昇したため、利息を生まないリスク資産には逆風となった。もっとも、失業率は4.1%で横ばい、平均時給は前月比0.3%増にとどまり、雇用の強さがそのまま賃金インフレの再加速を示したわけではない。暗号資産固有の材料では、Coinbaseが24時間取引可能な株式無期限先物の上場をSECに申請し、暗号資産取引所の市場インフラを伝統資産へ広げる動きが進んだ。業界団体はETF申請の審査迅速化と非公開ドラフト手続きもSECに要請しており、商品供給の速度と投資家保護をどう両立するかが制度面の焦点となる。銀行分野ではOpenReserveがOCCから国法銀行免許の予備承認を得て、暗号資産企業が連邦監督下の決済・保管機能へ接近した。IMFはエルサルバドルについて、公的資金によるBTC追加購入は2025年6月以降ないと説明した。政府発表の保有残高と実際の財政負担を分けて捉える必要があり、国家による採用を評価する際の会計上の透明性が改めて問われる。トランプ氏はHyperliquidの米国参入を望むと述べたが、具体的な制度設計は確定しておらず、発言と規制上の実現可能性は切り分けたい。一方、Trezorの物流委託先侵害とPocket Bitcoinの顧客情報流出は、秘密鍵そのものに被害がなくても、個人情報を起点とする詐欺やなりすましのリスクが残ることを示した。価格の持続性を判断するには、雇用上振れ後も現物需要が保たれるか、金利上昇がレバレッジ解消へ波及するかを見極めたい。

株式:S&P 500は0.38%安の7,718.60、Dowは0.51%安の53,414.25、Nasdaq総合は0.29%安の26,506.99で終了した。雇用者数が予想を大幅に上回ったことで、景気後退への懸念は和らいだ半面、FRBが追加利上げに動く余地も大きいとの見方が優勢になった。金利上昇は高い評価倍率の大型株に重荷となり、前日の幅広い反発は一服した。ただしSOXは3.37%高の11,735.26と逆行高になり、指数全体の下落を全面的なリスク回避とみなすのは適切でない。小型株のRussell 2000も0.2%高で、景気の底堅さを評価する買いは一部に残った。週間ではS&P 500が0.1%高、Nasdaqが0.4%高を維持しており、この日の下落だけで週を通じた上昇基調が崩れたわけでもない。Strategyは1.39%安の142.80ドルとBTCに連動して反落。景気の底堅さを評価する買いと、資本コスト上昇を警戒する売りが交錯し、業種・個別銘柄の選別色が強い一日だった。

コモディティ:COMEX金12月限は16:00 ETに4,480.9ドルと、前日の同時刻から0.87%下落した。雇用統計後のドル高と米金利上昇が、金利を生まない金の保有コストを押し上げた。WTIは同時刻に91.31ドルで前日比0.45%安となったものの、依然として90ドル台を維持した。金と原油がともに小幅安でも、原油水準の高さは次週の物価指標と期待インフレに影響し得る。強い雇用はエネルギー需要を支える材料だが、金融引き締めが需要を抑える可能性も同時に高めるため、原油の方向は一方に定まりにくい。金は前日の大幅高の一部を戻したにすぎず、ドルと実質金利への感応度が引き続き高い。安全資産需要よりも金融政策の再評価が価格形成を主導した局面といえる。

為替・債券:DXYは16:00 ETに99.151へ前日同時刻比0.18%上昇し、ドル・円は156.25円と前日の155.77円からドル高・円安へ戻した。米国債利回りは10年4.78%、2年4.37%で、それぞれ前日比1bp、3bp上昇した。政策金利に敏感な2年債の上昇幅が大きく、雇用上振れがまず短期の政策経路へ反映された形だ。10年−2年の差は41bpへ縮小し、前日の43bpからイールドカーブは小幅に平坦化した。利上げ確率は前日の49.4%から60.4%へ上がり、前日に進んだ据え置き織り込みの一部が巻き戻された。それでもドルと長期金利の上昇は限定的で、賃金が再加速しなかった点も市場の反応を抑えたとみられる。今後は雇用者数の強さより、物価と賃金が持続的に上向くかが債券売りの継続条件になる。

次の焦点:次週は8月の物価指標が、強い雇用と追加利上げの関係を決める。雇用者数は上振れたが、平均時給の伸びは前月比0.3%、前年比3.1%で加速しておらず、物価が鈍化すればFRBは据え置きを選ぶ余地を残す。逆に、原油90ドル台やサービス価格の強さが消費者・生産者物価に波及すれば、9月15~16日のFOMCに向けて利上げ織り込みがさらに進みやすい。6・7月分が合計5.5万人上方修正されたため、次回以降も単月の速報値だけでなく改定の方向と雇用増の業種構成を確認する必要がある。BTCは8万ドルの回復可否と現物需要の持続性、米株はSOXの逆行高が広がるか、為替は156円台でのドル買いの継続を確認したい。週末の暗号資産市場では、流動性の薄い時間帯に雇用統計後のポジション調整が増幅しないかにも注意が必要だ。

ECONOMIC CALENDAR

主要経済指標・今週の注目

9/4時点 · NY時間

米国・欧州・日本の主要指標とイベント

結果・予想値は取得時点の公表値または市場予想
地域指標・イベントNY時間結果市場予想
US非農業部門雇用者数(8月)9/4 08:30+16.2万人+6.5万人
US失業率(8月)9/4 08:304.1%4.2%
US平均時給(8月、前月比)9/4 08:30+0.3%+0.3%
US平均週間労働時間(8月)9/4 08:3034.4時間34.3時間
US新規失業保険申請(8/29週)9/3 08:3020.6万件20.5万件
USISMサービス業景況感(8月)9/3 10:0055.454.2
EUユーロ圏サービス業PMI・確報(8月)9/3 04:0051.651.7
EUドイツ・サービス業PMI・確報(8月)9/3 03:5549.748.5
EUユーロ圏PPI(7月、前年比)9/3 05:00+5.8%+5.3%
サービス業PMI・確報(8月)9/2 20:3052.552.3

地域配分は米国6・欧州3・日本1。灰色は前日版までに公表済みの継続項目。雇用統計の市場予想はFactSet等の取得時点の集計値。色は予想との数値比較で、資産価格への好悪を示すものではありません。

CRYPTO HEADLINES

暗号資産 主要ニュース

12 stories · EN 7 / JP 5 · 2026.09.04

DATA & METHODOLOGY

出所・留意事項

本資料は社内情報共有を目的とし、投資勧誘または投資判断の推奨を目的としません。暗号資産は24時間取引であり、BTCは指定した16:00 ETの分足終値を使用しています。取引所流入はDuneのCEXラベルとUTXO取引単位の差額に基づく推定値で、ラベル漏れ・誤りや複合入力取引の影響を受けます。ETFとCMEには公表遅延があるため、各カードに対象日時点の最終確定日を表示しています。BTC・ドル指数・金の最新比較は同じ16:00 ETにそろえ、UTC日次や公式公表値は各カードで区別しています。