MMarket Close BriefDigital Assets & Global Markets
NY CLOSE 2026.08.31 · 16:00 ET
DAILY MARKET INTELLIGENCE社内向け

金融市場デイリー・ダッシュボード

暗号資産を中心に、株式・為替・金利とマクロ指標を一望

REPORT DATE2026年8月31日Monday
BTC / USD↗
$78,86616:00 ET・前日比 +1.64%
1週間↗
+0.17%対 8/24 16:00 ET
1か月↗
+25.32%対 7/31 16:00 ET
3か月↗
+7.27%対 5/31 16:00 ET
ANAP HD(3189)↘
¥1148/31東証終値・前日比 −8.06%

基準:特記がない限りNY時間2026年8月31日16:00。BTCリターンはCoinbaseの同時刻分足終値間で計算。ANAPは8月31日の東証終値。

TODAY'S KEY POINTS

本日の要点

3つの視点

MACRO製造業の減速サイン

シカゴPMIは47.1へ急低下し、予想57.8と前月57.6をともに下回った。地域指標の単月変動には留意しつつ、ISMで同方向の確認が出るかが金利の反応を左右する。

RATES原油高と長期金利上昇

ホルムズ海峡を巡る緊張で原油が上昇し、10年債利回りは4.75%へ上昇。成長減速の材料とインフレ懸念が同時に意識される組み合わせになった。

EQUITIES米株は月末にそろって下落

S&P 500は0.3%、Dowは0.7%、Nasdaqは0.1%下落した。原油高と長期金利上昇が重荷となり、S&P 500ではエネルギーを除くほぼ全セクターが下げた。

ECONOMIC CALENDAR

主要経済指標・今週の注目

8/31時点 · NY時間

米国・欧州・日本の主要指標とイベント

結果・予想値は取得時点の公表値または市場予想
地域指標・イベントNY時間結果市場予想
USシカゴPMI(8月)8/31 09:4547.157.8
USISM製造業景況感(8月)9/1 10:00予定—
USJOLTS求人件数(7月)9/1 10:00予定—
USADP雇用統計(8月)9/2 08:15予定—
US新規失業保険申請件数9/3 08:30予定—
US雇用統計(8月)9/4 08:30予定—
EUユーロ圏HICP・速報(8月、前年比)9/1 09:00予定—
EUユーロ圏失業率(7月)9/1 05:00予定—
EUドイツ製造業受注(7月、前月比)9/4 02:00予定—
家計調査・実質消費支出(7月、前年比)9/3 19:30予定—

地域配分は米国6・欧州3・日本1。未公表項目は結果を「予定」、確認できない市場予想は「—」としています。

MARKET BRIEF

米国金融市場の総括

8/31 NY Close

暗号資産:ビットコインはニューヨーク時間16時に78,866ドルとなり、8月28日の77,591ドルから1.64%反発した。ただし、8月24日比では0.17%高にとどまり、8万ドルを回復するほどの追随買いはまだ見えない。現物ETFは8月28日に2.019億ドルの純流出へ転じ、Farsideの8月31日分は16時時点で17.3百万ドルの部分集計であるため、日中の数字を確定フローとして読まない必要がある。取引所への外部流入は8月31日16時までの24時間で9,093 BTCと、前日の3,669 BTCから増えた。ただし外部流出も8,642 BTCあり、差し引き純流入は約451 BTCにとどまる。ラベル済み取引所アドレスを使った推計でもあるため、9,093 BTC全体を即時の売却待機資金とはみなせない。Fear & Greedは74で高水準を保ち、Redditベースの注目度指数も92投稿、0.60と前日の0.47から27.8%上昇した。一方で、基準値1.00の約6割にすぎず、価格反発と話題量はともに持ち直したものの、個人投資家の熱狂が戻ったとは言いにくい。CMEの8月31日速報では、期近9月限の建玉は17,985枚、出来高は8,107枚だった。8月26日に表示していた建玉22,888枚、出来高19,292枚から減少したが、8月28日の8月限満期をまたぐ比較には限月ロールの影響が含まれるため、単純なポジション解消とは断定できない。それでも、反発局面で先物の取引参加が急拡大した形ではなく、価格、心理、オンチェーン需給の改善に対してレバレッジの追随は限定的だった。ETF確定値はなお待つ必要があり、今回の反発の質はなお確認段階にある。短期の支持は7万7,000ドル近辺、上値は8万ドルが引き続き意識される。

株式:米株は月末に軟調で、S&P 500は0.3%、Dowは0.7%、Nasdaqは0.1%下落した。Nasdaq総合は26,370.89、SOXは0.57%高と半導体には相対的な底堅さもあり、全面的なリスク回避ではない。S&P 500ではエネルギーを除くほぼ全セクターが下げており、主要指数の下落率以上に市場の広がりは弱かった。一方、SOXの上昇はAI・半導体への選別姿勢が残っていることを示す。MSTRは132.94ドルと4.42%上昇した。Strategyが4,603 BTCを取得して保有量を845,050 BTCへ増やした材料が、現物BTCより株価の反応を大きくした。とはいえ、株式発行による資金調達とmNAVの変化は同時に見るべきで、企業のBTC購入だけを現物需給の一方向の強材料と決めつけるのは早い。

コモディティ:地政学的緊張を受けBrent原油は90ドル台へ上昇した一方、金先物は4,494.9ドルと前日比0.77%下落した。安全資産需要が全くないというより、原油高が再びインフレを押し上げ得る局面では、ドルや金利の上昇が金を抑える経路が働きやすい。原油と金の逆行は、地政学そのものより、それがインフレと金利へ波及する経路が強く意識されたことを示す。BTCもこの短期局面では「地政学リスクのヘッジ」より、金利とドルの変化を通じた流動性資産として反応している。

為替・債券:DXYは99.42へ0.24%低下したが、10年債利回りは4.75%へ上昇し、2年債は4.34%で横ばいだった。長期ゾーン主導の上昇は、政策金利の即時見通しより原油・財政・期間プレミアムを含むインフレ不確実性を意識した動きと読める。10年−2年の利回り差は約41bpへ拡大し、短期の政策期待より長期のインフレ不確実性への上乗せが目立った。ドル安と金利上昇が併存したため、ドルだけを金融環境の代理にせず、実質金利と原油の方向を合わせて見る必要がある。

次の焦点:9月1日のISM製造業とJOLTS、2日のADP、4日の雇用統計が連続する。シカゴPMIの急低下がISMでも確認され、金利が低下するなら、月末のリスク資産調整は一部巻き戻され得る。反対に原油高のまま雇用が強ければ、長期金利の上昇が再加速する可能性がある。弱いデータでも原油高を理由に長期金利が下がらない場合は、景気減速とインフレ懸念の併存が意識され、資産間の相関が不安定になりやすい。BTCでは8万ドルへの再接近時にETFの確定フローが改善するか、限月ロール後に低下したCMEの9月限建玉が再び積み上がるかに加え、取引所への外部流入増加が純流入の拡大を伴うかを確認したい。株式ではSOXの相対強さが市場全体へ広がるかが焦点となる。

CRYPTO HEADLINES

暗号資産 主要ニュース

12 stories · EN 7 / JP 5 · 2026.08.31

DATA & METHODOLOGY

出所・留意事項

本資料は社内情報共有を目的とし、投資勧誘または投資判断の推奨を目的としません。暗号資産は24時間取引であり、BTCは指定した16:00 ETの分足終値を使用しています。取引所流入はDuneのCEXラベルとUTXO取引単位の差額に基づく推定値で、ラベル漏れ・誤りや複合入力取引の影響を受けます。ETF、CME、オンチェーン、注目度指数には公表遅延があるため、各カードに最終確定日を表示しています。